シンガポールに行ってきました。シンガポールは3回目、食事に魅せられた街のひとつです。
☆一日目
夏休みに入り、チェックインカウンターは混んでいた。 今回新しいチェックインの方法になり、自分でコンピューター端末を操作し、直接ボーディングパスを受け取る仕組みになった。厚ぼったい束のエアチケットは省略。ネットでチケットを買ったのだが、パスポートを機会に読みとらせるだけで発券され、これは便利だと思った。
時間もたくさんあるわけではなかったので手荷物検査もボディチェックもさっさとやってお父さんがプラスティック容器入りのワイルドターキーを買ってから通関、そして機内へ。 ジャンボジェットは最近エコノミーでも座席にそれぞれテレビが付いてることが多く、今回もそうだった。子供達はゲームがなくてちょっとぶつぶついっていた(笑)。 ユナイテッドは洋曲のチャンネルが多く、昔懐かしい曲もたくさん。 映画も5,6本あり、自分で好きな物を適当に選んで見ることができるのでいい。
到着は11PM過ぎ。ちょっと早く着き、到着ブースがまだしまっているということで10分ぐらい待たされた。 時差は1時間遅れ、航空時間6時間半ぐらい。 もうほとんど真夜中なので、とりあえず1万だけ両替し、バゲッジクレームで荷物を受け取り、5人家族なので普通のタクシーでは無理かと思い「リムタクシー」カウンターへ。6人乗りと聞いていたが、普通のタクシーとさして大きさが変わらない感じだった。 心持ちトランクが大きいか。一律35ドル(1ドル=約74円)でセントーサ島以外の市内ならどこでもつれていってくれる(夜間割り増しあり、ちょっと高め)。乗り心地は快適であった。
約20分でホテル着。ホテルはインド人街にある、MART(地下鉄)の駅が近いところをBookしていた。 このホテルはすぐ近くに24時間オープンのショッピングセンターがあり、とても便利。高級な場所ではないが、さして高級な買い物もしない私たちにはよかった(笑)。
チェックイン、めずらしく一部屋につき50ドル、計100ドルのデポジットを取られた。 部屋は広さはまぁまぁ、コネクティングルーム。 5人家族の私たちはコネクティングルームをリクエストしても2部屋に分かれてしまうことが多く(ツイン・トリプルの予約だと部屋の大きさが違うことが多く、隣の部屋にならないためと思われる)何かと不便だったので嬉しかった。 もう遅いのでその日は簡単にシャワーを浴びて就寝。
☆2日目
朝5時半頃にはもうぱっちり目が覚めてしまった。外はまだ真っ暗。 皆が寝ている7時過ぎ頃外に出て近くの24時間オープンのスーパーへ。 侮れない品揃えにびっくり。 横が長い店内は大変広く、地下2階から地上2階まで。 衣料品・食品・日用雑貨・家電・薬・・・何から何まであるディスカウントスーパーのようだった。 ざっと見て回り、カレーパウダーやお菓子、ミネラルウオーターも購入(シンガポールの水道水は問題なく飲めるが)。 なんだか時間を得した気分で8時前に戻るとまだみんな寝ていた。
朝食。近くにいいホーカーズ(屋台のフードセンターのようなもの)があるかどうかわからなかったのでホテルも朝食付きにしていた。 子供達はこういうコンチネンタルのバイキング形式の朝食は好きだった。 お国柄のものを食べる楽しみにはかけるが楽である。 おなじみの卵料理、かりかりベーコン、ソーセージ、ポテト、汁のない麺類、パンはトースト・クロワッサン・レーズンのデニッシュ、コーンフレーク2種、そしてみそ汁にお粥など。 果物はスイカと瓜のようなかたくてあまりおいしくないメロン。 お粥がおいしかった。チキンが入っているお粥にあさつきネギ、あげた天かすのような物(中華などでよくみるもの)、しょうゆをたらしていただく。
さて、その日の予定はマーライオン見物、ホーカーズで昼食、カレーの夕飯、そして忘れてはならないのがブギスでドリアンを食べること。
ドリアンのあるブギスはおそらくあるいて20分ぐらいだろうと思われた。それに地下鉄だと遠回りなので時間がかえってかかる。 が、先にドリアンを食べるとその後ビールがしばらく飲めないという夫の意見もあり(笑)、とりあえずまず地下鉄で「ラッフルズプレイス」まで行きマーライオンを見ることに。
るるぶの地図をみて地下鉄の駅までいったらかなり遠回りしてしまった(もっと近くに地下鉄入り口があるのが後で判明) でも芝生のさわやかな広場を横切り、朝のさわやかな気分を味わうことができた。 こういうさわやかな空き地というのは東京にはあまりないなぁと思いながら。
この地下鉄のルートはまだできたばかりで駅も新しい。 目的地まで1ドル20セント(約90円)、子供料金なし。スイカのようなカードが切符で、ディポジットを含めて2ドル20セント払う(降りた後にカードを返して精算)。 地下鉄ホームドアは電車が着いたら開くものなので安全、「あと何分で到着」という表示もあり、東京の地下鉄より数段快適だ。
マーライオンは前回と位置が変わっていて、より間近で水をはき出すところを見ることができた。これなら見に行ったかいもあるというもの。 そのままラッフルズプレイスSCへ。飲み物を買い、一休み。そごうが撤退し、ちょっと違った雰囲気になっていた。 昼食はホーカーズへ。 ホーカーズはやはり値段が上がっていた。 チキンライス・麺類で3ドル以上。 1ドルや2ドル台の食べ物はあまりなくなっていた。 シンガポールのホーカーズは他のアジアの、たとえばタイやマレーシアの屋台と比べると衛生面で安心できる。レストランのように冷房はない。テーブルが中央にいくつもあり、それを囲んでお店が並んでいる。 麺類、ご飯系、デザート、飲み物、種類は多い。
ホーカーズの麺類
その日は暑かったので麺類をやめて、チキンライスにした。 3ドル(約220円)。細長い米(味付けしてある)のうえにたれにつけて蒸したチキンとコリアンダーがのっている。 味付けもちょうどよくおいしい、お勧め。 大人はタイガービール、子供はココナッツジュース。ココナッツをくりぬいてストローをさしてある天然のもの。 中の回りのココナッツは削ると食べられる。生ぬるいのだか、甘みが自然で風味がよい。
そこのホーカーズからブギスは歩いてすぐ。活気がある屋台街。そのブギスも改装され、ずいぶん綺麗なアーケード街になっていた。市場は見てまわると楽しい。ドリアンの季節から少しはずれていたが、無事ドリアンスタンドもあった。
私たちはみんなドリアンファンだ。シンガポールで売るドリアンは特においしいと思う。においが強いので、近くで売っているとすぐわかる。 ゴミの臭いなどどいう人もいるが、私は全然そう思わないほどはまってしまっている(笑)。店の人を信じて選んでもらっていいようだ。普通の大きさで5人だと2つずつぐらいか。
ドリアンを堪能し、ちょっと買い物もし、遠回りと知りつつブギスジャンクションからMRTにのってホテルへ戻る。
夕食はインド人街のカレー屋の「フィッシュヘッドカレー」。大きな魚の頭をカレーで煮込んであり、かなり辛い。カレー汁はさらさらしているが香辛料が強い。バナナリーフがお皿がわり。ご飯をのせカレーをかけ、ナンやチップスもカレーをつけて食べる。 このお店は改装され、ずいぶん高級な感じになってしまったが、味はあまり変わっていないようだ。若干値が上がったか。あまり辛くない物は?と店の人に聞いて、たのんだ「マトンカレー」も十分辛かった。が、子供でもなんとか食べられた。
一応その日の目的は達成。散策しながらホテルに戻る。夕方は風も出てきて心地よい。