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2010年7月27日 (火)

フィギュアスケートアーカイブ(バンクーバーオリンピック男子編)

☆オリンピック男子フィギュアの見所(日本選手編)  2010年02月15日
男子は結構混戦。ある程度のメダルの予測はたつものの、やってみないとわからない。ここ数年安全策をとって4回転を回避して無難にまとめた選手が世界選手権などを制しているが、今シーズン、4回転が大得意なロシアのプルシェンコ(前回トリノオリンピック金メダリスト)が競技に復帰。男子は4回転を入れないと金メダルは難しい状況になりつつある。

高橋大輔・・・ショートプログラムのeyeは大好きだ。まずステップが目を奪う。ずっと激しく動いていて、でも動きに強弱のメリハリがあり、終わりまであっという間に感じるすばらしいプログラムだと思う。
問題はフリー。現時点の4回転の不安定さ。昨シーズンの怪我でひざを手術した影響で、かつてはフリープロに4回転を2回入れることのできていた彼だが、今シーズンはまだ成功するにいたっていない。フリー本番で4回転を成功することができるか。彼は安全策はとらず挑戦してくることだろう。失敗すると(ダウングレードも含めて)かなり点を損するので、メダルに手が届くかどうかは微妙。

織田信成・・・彼はひざがとてもやわらかいため、ジャンプの着氷がとてもきれいなのでそれがひとつの見所だ。フリーでの4回転は公式戦で成功したこともあるし練習でもコンスタントに跳べているので、本番にうまく入れられればメダルも近い。あと彼は、コンビネーションジャンプをつけるのが得意なので、フリーでコンボを跳びすぎで時々ルールにひっかかり、せっかく跳んだジャンプが無効になるというミスを大舞台で何度かしでかしている。それだけは注意してほしい(笑)。

小塚崇彦・・・高橋選手不在の昨シーズン、大躍進をとげた選手。もともときれいなステップワークには定評があり、スケーティングはピカ一といわれている。本シーズンはプログラムの難しさなのか、なかなか思うような成績をとれていないが五輪ではどうだろうか。4回転は挑戦してくるだろうか。ちなみに彼のプログラム振り付けは佐藤有香さん。
☆オリンピック男子フィギュアの見所(外国人選手編) 2010年02月15日
メダルに近いかなぁと思う選手について書いてみます。

エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)・・・前回トリノオリンピック金メダリスト。今シーズン、結婚した妻に「あなたはできる!」と勧められ復帰を決めたそうだ。彼は4回転が得意中の得意。失敗したのをみたことがないほど高い成功率を誇る。ただ、ジャンプ以外は私としてはあまりレベルが高くないように思ってしまう。スピンなどもバリエーションがいまひとつに思えるし、振り付けもなんだかぱっとしないような?!でも演技構成点は技術点にともなって高くなる傾向があるので、結構いい点数がでる。技術点、演技構成点ともにそろえてくるだろう。優勝候補筆頭かも。

ステファン・ランビエル(スイス)・・・彼も今シーズンオリンピックのために現役復帰。スピンが得意でたいへん芸術的。ジャンプは4回転もこなせるが、確かトリプルアクセルが不得意だったような?!。
ジェレミー・アボット(アメリカ)・・・オリンピック代表を決める全米選手権の演技がすばらしかった。あの演技ができればメダルに相当近いと思う。4回転も時々失敗はするものの結構成功率もあがってきているし、本シーズンからコーチを佐藤有香さんに変え、それが成功につながった気がする。もともとあった滑りのやわらかさにさらに磨きがかかったようだ。

エバン・ライサチェック(アメリカ)・・・昨シーズンの世界選手権金メダリスト。背が高いのでジャンプが大きく、見栄えがする。ジャンプなどを失敗なくこなすとメダルも手が届くと思うがどうだろう。

ジョニー・ウィアー(アメリカ)・・・4回転は確か跳べなかったかな?!なんとなく女性的なくねくねとした?やわらかいすべりをするイメージが。
ジャッジの好みがあるようでメダルは難しいかなぁ。
ブライアン・ジュベール(フランス)・・・プルシェンコ以外では4回転が一番安定している選手。SPの「ライズ」は昨シーズンとまったく同じもの。このSP,私は結構好きだ。4回転が成功してもそれ以外で時々失敗するので安定度に不安があるが、メダルに近い選手だと思う。

パトリック・チャン(カナダ)・・・びっくり目みたいに大きい目の選手。かれは4回転は跳べないが、ステップやスケーゲィングがきれいで完成度が高い(そうだ)。かつて、4回転に否定的な発言をしたり他の選手に批判的なことをいったりしたので私は彼をあまり好きではない。コーチがローリーニコル(カナダ人振り付け師)、地元カナダの地の利を生かして応援をバックに、その点は有利かと思うが4回転を跳ぶ選手が多い中、その失敗待ちでメダルを狙える選手の一人という位置づけか。

その他、トマシュ・ベルネル(チェコ)・・・4回転を跳べるがそのあとボロボロがおおいような。
サミュエル・コンテスティ(イタリア・・・フランスから移籍)・・・EXのようなフリーを滑ってくるのでみていて面白いかも。

☆オリンピック男子フィギュアショートプログラムを終わって  2010年02月17日
1位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
2位 エバン・ライサチェック(アメリカ)
3位 高橋 大輔
4位 織田 信成
5位 ステファン・ランビエル(スイス)
6位 ジョニー・ウイアー(アメリカ)
7位 パトリック・チャン(カナダ)
8位 小塚 崇彦

まず思ったのは、本大会は失敗のない演技には技術の加点や演技構成点が高く出やすい傾向にあること。
ダウングレード判定もあまりとられていないようだ(そもそも男子は回りきるジャンプが多いが)
そして4回転をSPに入れてきた選手がプルシェンコを除いてあまり成功していないこと。
大波乱だったのはブライアン・ジュベール、トマシュ・ベルネル、ジェレミー・アボットの自滅。
特にジュベとベルネルは4回転を入れるSPで、成功すればかなり高い点が見込まれていたが、大崩れ。
メダル候補だったアボット15位、ジュベール18位、そしてベルネル19位という思っても見ない展開となってしまった。

やはりトップはプルシェンコ。彼の4回転はほんとにミスがない。4-3のコンビネーションだけで加点も含め、14.8もの技術点を得ている。
思ったとおり演技構成点もそれなりにでて首位。
彼はフリーでも4回転を失敗なく跳んでくるだろう。かなり金メダルに近いと思う。
ライサチェック選手はさすが、手堅くまとめた。彼としては最高の出来だったのではないか。
失敗する選手が出る中、さすが強い精神力だったと思う。
高橋選手、思ったとおりSPでの好成績。
彼はSPでジャンプにミスがなければかなり上位にくるだろうと思っていた・・・逆にSPでこのぐらいの成績にならないとメダルは難しいのではと思っていたのでまずはよかった。
本シーズン、高橋選手はSPの出来がよく上位にくることが多いが、フリーで崩れてしまうことが多かった。
グランプリファイナルなど、SPでトップだったのにフリーで大崩れして、確か5位に下がったんではなかったかな(違っていたらごめんなさい)?!
上位3人の得点差はほんとにわずか、ないに等しい。
あさってのフリー、高橋選手、ぜひともジャンプのミスなく、4回転も成功してほしい。
織田選手は4位だが、彼のほうが高橋選手よりフリーの安定性がある気がする。
4回転のコンボも確立が高く跳べる様なので、ミスなくまとめれば逆転も不可能ではないと思う。
5位のランビエル。さすがのスピンだった。
彼は3Aを不得意としていて、SPでは3Aのかわりに2Aを跳んで、その代わりに4回転のコンボを入れていた(4-2になってしまったが)。
なんとか踏みとどまって5位。でも彼の演技構成点は一番高かった。
演技構成点だけをみると、2番目がライサチェック、高橋選手が3番目。演技構成点が40点を越えたのはこの3人と、カナダのパトリックチャン。

それにしても4回転はほんとに諸刃の剣だ。
今回プルシェンコやランビエルといった、4回転を当然のように入れてくる選手が復帰したため、金メダルを取りたいなら4回転を跳ばなければという傾向が強くなった。
で、4回転を跳べる選手が自滅してもともと跳べない(または跳べてもプログラムからはずす)選手が上位にくることも十分ありうる。
実際SPもそうだったかもしれない。

余談だが、ジュベたちが4回転を失敗して無残な結果になるのを見て、真央ちゃんが心配になってしまった。
なまじ高難度のジャンプができるゆえに失敗すると自滅する可能性も高いのだ。
日本選手はフリーではおそらく3人とも4回転をいれてくるだろう。
失敗するとメダルが遠くなると思ったほうがいいかも。
大ちゃんがSP3位だからといって、安心はできないのである。
☆オリンピック男子フィギュアスケート結果 2010年02月19日
高橋選手、見事銅メダル!!おめでとうございます!!

1位 エバン・ライサチェック(アメリカ)
2位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
3位 高橋 大輔
4位 ステファン・ランビエル(スイス)
5位 パトリック・チャン(カナダ)
6位 ジョニー・ウイアー(アメリカ)
7位 織田 信成
8位 小塚 崇彦

一昨日上位3人の記者会見。
プルが「4回転ジャンプはフィギュアスケート界の将来を左右する、跳ばないとしたら進歩は止まる」。
それに対しフリーで4回転をはずすつもりのライサは「ジャンプもステップもスピンも同等に重要だ」と。
そして高橋選手は「男子の醍醐味としてやることがこれからにつながる」。
プルは、その言葉にうなずいていたそう。ライサがちょっと気の毒にも見えたそうだ。
高橋選手はそれまでのほかの選手の経過がどうであれ、クワドをいれる予定でいた。
復帰後の4回転の成功率がいまひとつだけにこれが足をひっぱり、メダルを逃してしまうのではないかとほんとにはらはらしていた。

金 エイサチェック。プレッシャーの中、ミスなくまとめてさすがだった。
4回転を跳ばないことで精神的負担は減るが、逆に他のミスはできないと引き締まり見事結果を出し、演技後の残りの5人にプレッシャーを与えた。
演技は長い手足を生かして伸びのある、そして切れがある動き。
4回転なしを除いてはもんくのない出来だった。

銀 プルシェンコ。今日のフリーはちょっと硬かったのか。4回転コンボはさすがだったが、他のジャンプも不安定ぎみでちょっとあぶなっかしくみえた。
3Aはバランスを崩し気味だったがなんとか持ちこたえ、転倒しないところがさすが。
なんで彼があのように4回転を簡単に跳べるのかがとても不思議に思う。
柔軟性があるわけでもなくひざも特にやわらかいわけでもないように見えるが、、、軸がぶれないし着氷時の身体能力が高いのだろうか?!。
パフォーマンスはさすがプルっていう感じだった。
およそきれいな動きとは言いがたいしスピンもワンパターンのような。
それでもこれでいいのだ!と思わせてしまうプルのオーラは健在だった(笑)。
残念ながら銀メダルだった。
でも3年間競技から休んでいたのにすばらしいことだ。

銅 高橋大輔。も~よかったです、結果的に3位に残れて。冒頭のクワドはやはり失敗(このジャンプは点にならなかった・・・いかにクワドをいれることが危険なのかがわかる)。
でもその後大きく崩れることはなく、3Aも2度見事にきめ加点をもらった。
そしてすばらしいパフォーマンス・・・演技構成点はトップだった。
最後のステップがいつもと動作が少し違っていて少しずれていたように思えたので、あれ?変えたのかなぁと思っていたらスピンもいつもとちょっと違っていたようだった・・・あれでよかったのかな?!
そしてラストのスピンはレベル2判定だった。
フリーだけだと全体の5位、なんとか踏みとどまれてメダルをとれて本当によかった。
4位 ランビエル。3Aをいれないかわりに4回転を2回いれてきた。なんとか降りたがきれいな着氷ではなかった。ジャンプは全体的にいまひとつだったが、スピンはすばらしかった。
軸もぶれないし形もかわっていて面白い。彼らしい演技だったと思う。演技構成点は大ちゃんについで2位。

5位パトリックチャン。ここに入ってきたかという感じ。
転倒もあって、演技終了後、地元開催だしもしかして小塚選手のちょっと上にいっちゃうかなぁと思ったら演技構成点がかなり高めでフリーだけでは4位だった・・・小塚選手の方が上だと思った。

6位ウイアー。 ミスなくまとめたのでもう少しいい点がでるかなと思ったが伸び悩み、結局フリーだけでも6位だった。
原因は演技構成点が上位の選手より低めで全部7点台だったこと・・・これだから演技構成点は曲者だ。
好みがあるから・・・彼らしくてあれはあれでいいと思うし流れがある演技だと思ったのだが。

7位 織田信成。 う~ん、織田君・・・不運だった。ジャンプでこけたあとしばらくして演技をやめたので怪我でもしたのかと思ったら、靴紐が切れてしまったなんて。
ただ演技前からきれていてくくっていたらしい・・・痛恨のミスだ、演技中断したことで2点の減点。
彼は練習で調子がよくなかったのでクワドを回避。
これはこれでしかたなかったのかもしれないが、調子のよいときの彼のクワドはすばらしいので・・・残念だった。
彼にはくいの残るオリンピックになってしまったかも。

8位 小塚崇彦。4回転、わずかに両足着氷になってしまいながらも認定。彼にとってはこれはうれしかっただろう。公式戦で初めての4回転成功、しかもオリンピック。
後半の3Aで転倒してしまったが、彼としてはやりきったという表情だった。
「最高の舞台で最高の演技を」と色紙にも書いていた彼。
やりとげたのではないだろうか。

☆男子試合後の話  2010年02月22日

今いろんなことが言われだしている。
男子の試合の前後のプルシェンコの今のルールへの痛烈な批判から始まった四回転論争。
ニューズウイークのコロンビア大学院教授のフィギュア採点裏取引の問題提起(あらかじめ上位にくる選手を決めている、自国開催有利などなど・・・今に始まったことではないが)。

「毎年どんな新しいことにチャレンジしてくるのかというドキドキ感がないし、演技にリスクがなければわくわくできないし選手の情熱もみえない。芸術は評価されるべきだけどもそれだけでよければショーでいい。リスクがあるのに挑戦する姿が感動を呼ぶ。安全第一のスケートなんて退屈。」byストイコ(リレハンメル・長野OP銀メダリスト、カナダ)

先日のストイコとサーシャ・コーエン(トリノオリンピック銀メダリスト、アメリカ)のインタビュー動画から。
***
ストイコ: 私の反応は“ショック”。総合でライサチェクは3位、プロシェンコが1位、ダイスケが2位だと思った。
サーシャ: ジャッジがどんなふうにプログラムを採点したのか興味深い。ジョニー・ウィアがクリーンに滑ったのにパトリック・チャンより下。ダイスケはあれほど素晴らしいプログラムを演じたのにフリーでは第5位。プルシェンコが4回転、トリプルアクセル-トリプルトーを成功させたとき、誰もがプルシェンコが難なく優勝すると思ったはず。エバンはやや慎重な滑りをして4回転はやらなかったが、結局優勝した。
***

サーシャも自国のライサ金メダルに対してよく言ったと思う。
プルの今回の演技に関しては私はなんともいえないのだがあせあせ(飛び散る汗)
でも上位でただ一人4-3のコンボを跳び成功させたプルのショートプログラム、その段階で圧倒的に上位にこなかったのは確かに高難度わざの軽視だと思う。
それにPチャン。σ(^_^)にとっては何の感動もなかったあの演技があの高得点、あれは異議あり!

結局採点競技は万人が納得する公正な点というものはつけられないんだろうなぁ。
誰にももんくを言わせない、圧倒的な強さで勝つしかないなぁ。

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