2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

無料ブログはココログ

« フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック女子編) | トップページ | フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック後女子) »

2010年7月28日 (水)

フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック女子SP後)

☆オリンピック女子フィギュアSPの感想(浅田選手とキムヨナ編)  2010年02月25日
日本のマスコミでは今まで判で押したように「技術の真央・表現のヨナ」といってきた。でもそれはちょっと違う。浅田選手は顔で表現することが少なかったものの、リズムで音を表現したり体全体で表したりしていた。表現の仕方の違いでもある。で、気がついていた人もいると思う、ここ最近ヨナの技術点がどんどん上げられていることを。
ご存知のとおり、ヨナの演技構成点は誰よりも高く出る傾向にあった。確かに情感こめた演技力はすばらしいと思う。ある程度の序列をしめす演技構成点。実績のある選手・・・名前の売れている選手はまずここである程度の点は出してもらえる。格下の選手がどんなにすばらしくてもここで点がでず、上位選手と差がつけられる。上の選手のここが下がるときは技術面でジャンプなどを失敗したとき・・・流れがないだのなんだので、技術に追随する形で表現点も全体的に伸びなくなってくる。昨シーズンのヨナ選手の演技構成点は、ここまであげるのかと思うほど圧倒的に高く、あちこちでちょっとした批判も起きていた。それもあったのか、今回も高いものの、浅田選手、ロシェット選手も比較的演技構成点をだしてもらえた。

さて、問題の技術点。
ヨナ選手 基礎点34.90→加点で44.70
浅田選手 基礎点34.40→加点で41.50  
基礎点の違いははじめのコンビネーションジャンプの差。
ヨナ選手「トリプルルッツ+トリプルトゥループ」の基礎点は10点。
浅田選手「トリプルアクセル + ダブルトゥループ」は9.5点
それに対しての加点がヨナ選手2点で計12点、浅田選手0.6点で計10.1。
まず基礎点からして現状ルールはおかしい。コンボはそれぞれのジャンプの基礎点を足しただけの得点。スケート選手なら、誰にきいても浅田選手のコンボの方が技術的に難しいというだろう。男子でも跳べない選手がいるという3A、それにコンボをつけて女子がとんでいるのだ。男子における4回転をいれることの難しさより上をいくのではないか。女子で3Aを跳べる選手は実質浅田選手しかいないのだ(中野選手が認定されたことがある)。3-3を跳べる選手はそれほど少なくはない。トップ選手でできる力を持っている選手はそれなりにいる。ジュニアの子でさえ跳べる選手も時々いるくらいだ。だから女子選手が3Aを跳ぶことに、本来何がしかのボーナスポイントや、DG判定の緩和など、考慮されてしかるべきだと思うが、現状はなにもない。
そして出来栄え点といわれる加点。近年、ヨナ選手のジャンプの加点は総じて高くでる傾向が強い。これは二人のジャンプの跳び方のタイプの違いからくる。ヨナ選手はスピードにのって距離を伸ばしながら高く跳ぶジャンプ。浅田選手は瞬発力でふわっと飛び上がり、軸を小さく保ち回転速度を早くして竹とんぼのようにくるくるっと跳ぶタイプのジャンプ。

ルールでヨナタイプのジャンプがだんだん上につけられるようになった。今回のSPの二人のスピードはヨナ選手がでていたと聞く。それはそうだ、ヨナ選手はスピードがないとジャンプはうまく跳べない(スピードをコントロールする能力は高くてすばらしいと思うが)。そしてヨナ選手のプロをみるとわかると思うが、浅田選手よりところどころのお休みが多い。たちどまってポーズをとったり指をならしたり。ところどころ休みながら走るのとずっと走り続けてるのと、どちらが走っているときのスピードが速いか。休んでいるほうに決まっているではないか。
それからジャンプ以外の要素。ステップ以外は若干ヨナ選手の加点が多い。

今回、ヨナ選手がステップで躓きかかったのに気がついた人がいると思う。ヨナ選手のようなお休みはなく、ずっと複雑なステップを踏みつづけていた浅田選手がステップの点は上なのはあたり前だが、それとて今回たった0.3ポイントヨナ選手より高いにすぎなかった。VTRを見返すとわかると思うが、スピンもスパイラルも、ぶれなくより美しいポジションをとっているのは浅田選手にみえるのだがどうだろうか。ほとんど完璧に近い2人の演技のポイントにこれほどの差がつくことにはちょっと納得いかない。やはりヨナ選手の選曲、その曲構成のメリハリが見ている人を引き込むようにできているということで観客も納得してしまうのかなぁと思う。
☆オリンピック女子フィギュアSPの感想(3位~6位)とフリー滑走順  2010年02月25日
3位 ジョアニー・ロシェット選手(カナダ)
数日前に母親が急死したショックがかなりだろうに、懸命に自分の演技を心をこめて滑っていた彼女には心打たれた。でも冷静に考えると・・・3-2のコンビネーションジャンプで70点超えはやはりちょっと出しすぎかと思う。浅田選手より加点が多かった、演技構成点はほぼ同じぐらい。フリー、実力を出し切れるか。

4位 安藤美姫選手
今シーズン初めて3-3を入れてきた。安藤選手の3-3は他の女子選手の3-3とセカンドジャンプが違う。ヨナをはじめとして、セカンドには一番やさしいトリプルトゥループをつける選手がほとんどだ。が、シニア女子では安藤選手と浅田選手のみセカンドにループジャンプをつけられる実力を持っている(浅田選手はループもトゥループも両方跳べる。安藤選手はどうだっけ?!)。トリプルループははじめのジャンプを着地したその足でそのままジャンプし回転をするのでより難易度が高い。
前から日記にも何度か書いたが、昨シーズンこのセカンドのトリプルループがヨナのコーチの非難により、9割がた回転不足をとられるジャンプになってしまい、DGが危なくて試合で使えなくなってきてしまった。(これはほんとに残念なことなのだ、この連続ジャンプはとてもきれいで私は好きだった)
モロゾフコーチは回避して安全策をとることをよく勧めるが、おそらく今回の試合はDGを取られにくいようだからということと、本人の跳びたいという意志を尊重して跳ばせたのだろうと思う。結果、おしくも着地がみだれ回転不足になってしまい、大幅に点を失ってしまった。もし3-3ループを回避し3-2ループを跳んでいればロシェット選手に近い点がとれていたのかと思う。
が、安全策をとらずに挑戦した安藤選手、ちょっと見直した。

5位 レイチェル・フラット選手(アメリカ)
トリプルフリップ + トリプルトゥループを跳んで連続ジャンプに0.4の加点をもらった。スピンでちょっと取りこぼしがあったことと各要素の加点がいまひとつ、演技構成点も今ひとつでこの順位に。
でも彼女に似合った曲「シングシング」で切れのあるいい演技をみせてくれたように思う。

6位 長洲未来選手(アメリカ)
彼女はランキングのせいで、SPの滑走順が上位選手の中では比較的早めだった。そのせいか、点がいまひとつ伸びなかった。
彼女は早い段階だったので跳ぶかどうかの選択がしずらかっただろう、結局3-3を回避し3-2にしたが、やはり3-3を跳んでもよかったのではないか。
演技構成点がいつもながら抑えられていたが、もう少し上でもいいのではないかと感じる。彼女は柔軟性もあり、ポジションがきれいだと思う。
フリーは回転不足をとられることが多く、順位をおとすことが多いので、ぜひがんばってほしい。
明日はフリー。
真央ちゃん、パーフェクトに近い演技をしてみている人を感動させた場合、金メダルもみえてくるのではないか。
逆に言うと、ノーミスでないと、ここぞとばかり落とされ、ロシュに抜かれる危険もあると思う。
金メダルにはヨナは多少ミスしてもOKだが浅田選手はノーミスが絶対条件だ。
ぜひとも真央ちゃん、実力を出し切ってほしい。
フリーの曲「鐘」は重たい暗い曲調で、なんで真央ちゃんがこの曲を?!と思ったこともあったが、ノーミスですべりきると彼女の気迫がとても感じられてより強く印象に残るプロなのではないだろうか。そうなるには後の滑走のほうがいいかも。ぜひともフリーで2回のトリプルアクセルを成功させてほしい。
真央ちゃんは点や順位よりもなによりも、自分の演技をやりきることを心から望んでいる。
そして今、選手村で過ごすことでいつもの国際試合と違った「オリンピックの雰囲気」につかりながら楽しさを満喫しているようで、それもメンタル面で彼女にプラスに働いているのではと思う。また氷上で喜びで飛び上がる彼女がみたい。

« フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック女子編) | トップページ | フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック後女子) »

フィギュアスケート」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/585189/54162255

この記事へのトラックバック一覧です: フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック女子SP後):

« フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック女子編) | トップページ | フィギュアスケートアーカイブ(オリンピック後女子) »

海外現地オプショナルツアーを予約するならここがお勧め!私もよく利用しています!