島根(松江)の旅1日目-1(松江城、小泉八雲記念館・旧居)(1)
9日は松江で単独行動です(^-^)
羽田9時半発のANA。15分ほど遅れて米子鬼太郎空港11時5分過ぎごろ着。(米子は水木しげるの故郷)

米子は鳥取県、そして向かう松江は島根県。
鳥取と島根はごっちゃにされることが多いが、その関係は歴史的に複雑、ライバル関係的なところもなきにしもあらずらしい。
明治維新の際に5年間だけ鳥取が島根県に取り込まれ、のちに再び分離したそうだ。
さて、空港から松江駅までのバスは11時発だったので、どのくらい待っていてくれるか不安で着陸後急いでバス停へ行くと一番乗りだった、急ぐこともなかった(^◇^;)。
バスは11時20分ごろ出発。

駅に向かうまでの道は左右に海を臨む気持ちのいい道やのどかな風景を通って約40分ぐらい。
12時ごろ松江駅到着。
駅から徒歩数分の宿泊予定「グリーンリッチホテル松江」に荷物を預ける。
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普通のビジネスホテルだが、大浴場がある。
高校らしき学生さんが数人チェックインしていたがとても礼儀正しい子たちで、こういうのって本当に気分がよくなる(^^♪・・・親目線(^◇^;)
駅に戻り、12時20分発の観光周遊バスに乗車。
ぐるっと松江レイクライン
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後ろはこんなスペース
何度も乗り降りできる1日券を購入(大人500円(1回乗車は200円))
松江の街は清潔感があり、大変居心地がいい。
宍道湖の景観がもたらす開放感なんだろうか、秋の空気の中、街並みにすがすがしさを感じた。


庭園茶寮みな美へ。
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ここ皆美館は宍道湖畔にあり島崎藤村、与謝野晶子、川端康成、芥川龍之介などの文人が訪れた由緒ある宿。




ご飯の上に鯛のそぼろと裏ごししたたまごの白身、黄身、大根、海苔などを乗せて秘伝のだしをかけてお茶漬けのようにしていただく。
鯛も卵もこんなに手間をかけてと思うような細かさ。とても上品の一言、おだしも美味でした。
みな美を後にし、バス停に戻るとちょうど1時25分過ぎごろレイクラインバスが来るようなので、ちょっとだけ待って乗車、一駅目の松江城(大手前)下車。


立派な内堀をわたって松江城山公園内へ。秀吉、家康に従えた堀尾吉晴が松江の将来性に着目してこの地に松江城と城下町を建設。


松江城は今年7月に国宝に指定されたばかりで、あちこちにお祝いののぼりが立っている。
松江城調査研究委員会(多大な貢献をした元委員長 日本建築史家の西和夫氏は国宝指定の決定を待たずに今年1月没)の調査研究によって、松江城天守の完成時期が判明し、歴史的評価が高まり国宝指定に繋がった。


井戸がある天守閣も面白い。




天守からは松江らしさが分かるすばらしい眺め。遠く宍道湖を臨み、手前の民家の屋根も色がグレーが多く落ち着いていてとてもいい。
さて、天守閣を後にして、しっとりとした城山公園内の小道を歩き、稲荷神社を過ぎてお堀を渡る。




園外出てすぐの新橋通の古そうなお店
そしてほどなくして小泉八雲記念館と小泉八雲旧居へ。




ハーンは少年時代に左目を失明、右の視力も悪いため、顔を机にこすりつけるようにして字を書いたりしていたため、背の高い机を特注していた。
小泉八雲について詳しく知らなかったが、生涯において移住も多く、かなり波乱万丈の人生だったようだ。
ギリシャ生まれでアイルランドに移り、その後フランスやイギリスで教育を受ける。
両親の離婚、事故で左目を失明、引き取り先の大叔母の破産などを経て19歳でアメリカへ。
ジャーナリストとなり、黒人との結婚、退社、離婚、ある人物に日本の賛美をきき日本行きを決意、アメリカで知り合った服部一三の斡旋で島根県松江尋常中学校、師範学校の英語の教師となる。
そして小泉セツと結婚、小泉八雲となり松江、熊本、神戸に住み、54歳で東京で亡くなっている。
この松江の旧居は旧松江藩士の武家屋敷で、貸してもらって5か月間だけ住んでいたようだ。
つづく・・・
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