徳島・愛媛旅行最終日(松山城・萬翠荘・坂の上の雲ミュージアム)(6)
朝食はバイキング。どうしてもいつもの朝より食べ過ぎてしまう(^◇^;)・・・
予報通り朝からあいにくの小雨。この日は自然よりも室内観光が多いので、前日までがいい天気でラッキーだったかな。
ホテルをチェックアウト、私と娘の荷物を預ける。
夫は仕事で別のホテルに宿泊予定。そのホテルに夫の荷物を預けた後、まずは松山城へ。
加藤嘉明が1602年から26年かけて築城。(当の嘉明は完成直前に国替になっている)
8合目まではロープウェイかリフトで登る。その後緩やかな坂を登りお城へ。








小天守もなかなかの見晴らし


メインの天守閣からは松山城下がよく見渡せるし遠くに海も見える。
松山城の次は秋山兄弟生誕地へ。
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(ホームにとぶと音がでますがこのリンクは音無しです)






若いときの秋山好古(兄)と秋山眞之(弟)。なかなかのイケメン(^^♪
二人の直筆の書や資料なども展示されていて、受付の方がずっとついて案内と説明をしてくださってより深く知ることができてとてもよかった。
それにしても勤勉、聡明、先見の明ありで本当によくできた兄弟・・・まぁ地頭(じあたま)もいいんでしょうね(^-^)
早めのランチはお寿司屋「すし丸」にて。

夫は昼食後、仕事先へ。ここからは娘と2人行動。
萬翠荘へ。
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旧松山藩主の子孫久松定謨(ひさまつさだこと)伯爵の別邸。
フランス・ルネッサンス様式。 大正ロマンの建設美(^^♪


日本人の美意識から、西洋建築ではあるものの正面から見ると建物は左右対称にはなっていない。


大理石製の暖炉、水晶のシャンデリアなど、とても優美。

昭和天皇が宿泊された際朝食を召しあがった部屋


椅子に腰かけるとちょうど船が見えるように作られた階段踊り場のステンドグラス
かつてこの萬翠荘の裏に愚陀佛庵という漱石の下宿を再現した建物があったそうだが、2010年夏に大雨による土砂崩れで全壊したそうだ。
次は、萬翠荘の下に位置する坂の上の雲ミュージアムへ。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公、秋山兄弟や正岡子規ゆかりの資料を展示している博物館。



設計は安藤忠雄。 建物内部も三角形の展示室や空中階段と名付けられている負荷のかかる部分の支柱が省かれた構造の階段など、ちょっと変わった造り


窓辺から萬翠荘が見える。「坂の上の雲」新聞連載のコピーが並んでいる壁
当時、互いに切磋琢磨しながら勉学に励み、一旗揚げようと故郷を後にし近代国家日本に貢献すべく活躍した明治の若者の心意気。ただ感心するのみ・・・
さて、大通りに戻るとちょうど坊ちゃん列車が走ってきた。今の坊ちゃん列車は2001年より運行、明治より昭和初期に運行していた当時の蒸気機関車を復元したもので、蒸気に似せた煙をはき、汽笛や当時の乗務員の服装も再現。
観光用として一日に数本伊予鉄松山市駅と道後温泉の間などを走っている。


時間が少しあったので、伊予鉄の終点松山市駅に路面電車で行ってみる。


松山市駅には先ほどの坊ちゃん列車が止まっていて、写真を撮っていたら乗務員さんが娘との2ショット写真を撮ってくれた。今にして思うと乗務員さんとも一緒に撮ってもらえばよかったなぁ。
駅数分のところに子規堂があったのだが行くにはもう時間の余裕がなくなったのでまた路面電車に乗ってホテル最寄りの駅 大街道へ戻る。
ホテルで荷物を受け取って、大街道から空港行きのリムジンバスに乗車、20分ちょっとで空港着。

松山空港は国際線も飛んでいるだけあって大きく立派な造り
夕方5時15発のANA便にて羽田へ。
3日間あっという間でしたが、ドライブを楽しみ、稀有な自然観賞あり温泉ありお城あり繁華街ありでぎゅっと詰まった楽しい旅でした。
次の旅はきっと来年の春以降かなぁ(^◇^;)・・・旅がひとつ終わるともう次を考えたくなる私なのでした。